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 さて最初の要点、
「新しいことを習う時には一度ゼロになる」

 何か新しいことを習う時に、これまで習ってきたことが邪魔をする場合があるので、
一度頭の中をゼロにしてちょっと眠らせておいてください、というお話です。

似たようなものを習う時、例えば空手を習っていた人が、新しく少林寺拳法を習ったりすると、
もともとちゃんとできていたはずの空手までおかしくなることがあるんです。
どちらもうまくいかなくなってやめてしまいたくなります。
でも、どうしてもどちらもやめられないような立場や状況に置かれている人は
「資格や免状をとる」ことを目的にがんばってしまうのですが、
それでは実際何も身に付いていないことが多いんです。
別の例で言えば、
クラシックバレエを習った人が別なダンスを習ってみたけれど、
今まで習ったものとまったく違うために、最初に習ったものを守ろうとしてしまう。
それで新しい技術も身に付かず、形ばかり真似した中途半端なものになってしまう。
またもともと覚えていたものまでが、うまくできなくなったりするので、
こわくなってやめてしまうということもあります。

どうしたらいいのかというと、一度眠らせておくんです。
そうすると、新しい技術の要点が発見された時点で、眠らせていたものもよみがえってくるんです。

人は、今まで自分が習ってきたものを否定されたように感じると、
防御的反応をしてしまうんですね。
その時にどう処理したらいいかということをあらかじめ言われていないと
「捨てろ」と言われたように感じてしまうことが多いんです。
その防御反応が邪魔をして、前に習ったものとの共通点だけを学ぼうとしてしまうので、
小さなことしか学べないんです。

いい例をお話すると、野球をやっていた人がトトロの揉みを教わった場合、
野球について彼が既に学んだ技術が、
揉みの要点が身に付いた後に野球の要点と結びついて、
野球肘の対処がトトロより上手になったりするんです。
そうすれば今度はトトロがその発見について教えてもらうこともできる。

だから新しいことを習う時には、覚えたものを一旦眠らせておいて、
後から新しく習ったものを怖れずに取り入れて欲しいのです。
すると眠らせておいたものの要点は捨てたわけではないので、
新しい技術の要点が身に付いた時に、うまく結びついて発見があることが多いんです。
その発見を今度はトトロが教えてもらうことで、お互いに技術が向上していきます。
(栗木補足:生徒の方が先生の知らない技術を発見した時に、
それを素直に受け取って、互いの向上を喜べる先生は少ないです。
また生徒も自分の方ができると思ったら、その技術を還元することなく去っていくのが普通ですね。)

人は、何かを習う時に、今まで覚えた技術を眠らせるのでなく、
捨てようとしたり、共通点だけを覚えようとしたりしやすいんです。
一度眠らせて下さい、一度ゼロになってくださいというと、毎回真っ白になる人も多いです。
仕事が忙しくて予習も復習もできない、
前回教わったはずのことも覚えていなくて、頭真っ白、何も覚えていません、みたいな。
それでいいんです。
ここでは、頭に教えているのではなく、身体に教えているんですから。


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